亀石

明日香村役場からすぐ、西に向いて歩くと、大きな石が見えてきます。
何だろうと思って近づくと、その図体には似合わない、愛らしい亀の姿。
亀石は、飛鳥の中でも人気が高い、謎の石造物の一つです。

亀石の前には説明板があります。

~以下、説明板の文字起こし~

亀石と呼ばれる石造物は、いつ何の目的で作られたのか明らかではないが、川原寺の四至(所領の四方の境界)を示す標石ではないかという説がある。

〈伝説〉
むかし大和が湖であった頃、湖の対岸の当麻と、ここ川原の間にけんかが起こった。長いけんかのすえ、湖の水を当麻に取られてしまった。湖に住んでいたたくさんの亀は死んでしまった。何年か後に亀をあわれに思った村人達は、亀の形を石に刻んで供養したそうである。
今、亀は南西を向いているが、もし西を向き当麻をにらみつけたとき、大和盆地は泥沼になるという。

不思議な伝説に彩られた亀石。
その姿は不思議で愛らしい、けれど伝説を知ると不気味にも見える。
そういう捉えどころがない部分もまた、魅力の一つなのかもしれません。

斑鳩時間では、飛鳥の謎の石造物として人気の高い亀石をモチーフにしたラインナップを展開中です。

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